おなまえ:

とし:17歳






好きな食べ物:チョコチップ入りのバニラアイス

好みの異性のタイプ:着崩した軍服が、最高に似合う男






こがれ。 〜続編・がまんするとしましょうか〜





俺とアイツが付き合って早1ヶ月。そろそろキスより先
に進みたいとか思ってたりもするんだが俺はしない。断
じてしない。アイツが怖がっているうちは。無理矢理な
んて男らしくない。でも実をいうと心の中はそんな欲望
で溢れてたりするもんだから、自分がダメな男だって気
づいてしまう。ああ、大佐だったらこんな危機をどんな
風に乗り切るんだろう。っていうか、恋愛の神様、彼女
が可愛くて可愛くてしょうがないときはどうしたらいい
んですか。って言っとくけど俺へんな宗教なんて断じて
ハマっちゃいないッスよ。そりゃぁクリスマスは人並み
に騒ぐけども、キリスト教ってわけでもないし。でもホ
ントマジ困ってるんだよ。可愛すぎて!!あれかなぁ、
やっぱり。恋する女の子は可愛いって。そういやそうだ
よな。いや、でもあいつは元々すごく可愛くてまるで小
動物で、ちまちま動いてるのが可愛いなとかおもってて
。ちっこいのにすげぇ目に入ってくるのはアイツがよく
動くからだろうな。働き者だからな。えらい。えらすぎ
る。どこぞの無能に爪の垢煎じて飲ませてやりたいくら
いだ。まったくあの無能上司は働きもせずぐぅたらと人
の仕事ばかり増やしやがって・・・・・・・・・・・。





そんなことはどうでもいい。
(いや、正直どうでもよくないが、別に今は関係ない。)





今日のはなんだかおかしい。




ー」

朝から見当たらないを探してあちらこちら見て回る。


ー」

なら女子更衣室で何か物書きしてたわよ。」

中尉の一言に愕然とする。

そりゃぁ見つからないワケだ。

女子更衣室といったら一種の憧れにも似た女性の園だ。


「しっかし、なんで女子更衣室で・・・」

「ああ、一言『今真剣だからジャン、邪魔しないで!ね!』ですって」

「は・・」


冷たすぎる。
!!


「何かしたの?」

「まったく!何も!」

「・・・・そう」


フッ



今、フッて、フッて、鼻で笑われたぞ。

どうもこの人は大佐と同じ穴のムジナのような気がする。
いや、男好きというわけでなく、
どちらかというと、『ふられる』より『ふる』側の人間だ。

無論俺は前者である。



「ちなみに今なら以外には誰もいないと思うわよ」


中尉はときどき、他人の恋愛ごとを楽しんでいる節がある。

そこらへん、真面目なのだか、よくわからない。

「それとハボック少尉、軍服くらいきちんと着なさい」








「おい


「ぎゃー!!!!」


なんて色気のない叫び声。

「ぎゃー」はねぇだろ「ぎゃー」は。


「な、なんで!ココ女子更衣室!」

「ああ、中尉がお前以外いないって教えてくれたからな」

「ちゅ、中尉・・・」

「でーコレ。なんだ?」

「あー!あー!あー!」

やけにカラフルな紙をつまむとが俺から奪い取ろうと跳ねている。
届かないが。

顔が赤い。可愛いなー。

「なになに?
 おなまえ、、とし、17さい、
 ・・・・このみのいせいのたいぷ、
 きくずしたぐんぷくが、さいこうににあうおとこ」

「あ、あ!!」

コレはあれだ。(どれだ)

学生時代、女子の間で流行ってたサイン帳ってヤツだ。

やけにファンシーな柄で、簡単な質問(主に恋愛系の)をするヤツ。

で、この、『好みの異性のタイプ:着崩した軍服が最高に似合う男』ってのは・・・・


「・・・随分マニアックな趣味してるな・・

「ほ、ほっといてくださいっ!!もう!!
 誰のことだと思ってるんですか!」

「うーん。そうだな・・・誰だ〜?
 『着崩した軍服が最高に似合い男』って」

「・・・・・・・・尉です・・・」

が俯いて小さな声で言う。

ちょっと悪戯したくなって、聞き返してみる。

「ん?」

「ハボック少尉です!」

やっぱり。

くそ、可愛すぎるぞ

押さえ切れなくなって、ぎゅっと抱きしめると、俺の腕の中から疑問をもった瞳で見つめてくる。


「どうした?」

「イヤじゃないの?」

「・・・何が?」

「だってこんな趣味の女だよ?」


「どんなだって、構わないから。
 俺がを好きなことには変わりないだろう?」


とりあえず、今は彼女の秘密や不安を1つずつはがして、

いつか心のままの彼女に出会えるときまで。







我慢するとしましょうか。





もどる。






▼あとがき。

お客様の反応が怖いセナでございます。あわわわわ。スンマセン。(←もはや挨拶か)
『あこがれ。』の続編にあたるお話でございます。一応。
ヒロインのイメージががらがらと音を立てて崩れていきます。NO!
イヤな方は別の夢としてよんで頂いても差し支えないかと。



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